本物の試合でプロ野球データ分析を実体験!『統計学者、鳥越規央先生と観るプロ野球・千葉ロッテマリーンズ観戦講座』レポート

本物の試合でプロ野球データ分析を実体験!『統計学者、鳥越規央先生と観るプロ野球・千葉ロッテマリーンズ観戦講座』レポート

2016年8月、千葉ロッテマリーンズの本拠地・QVCマリーンフィールードで実際の試合を観戦しながら、プロ野球のデータ分析を体験するイベントが開催されました!解説を務めたのは野球統計学「セイバーメトリクス」に関する著者を複数、発表されている鳥越規央先生。そして絶対直球女子!プレイボールズがアシスタントを務めました!


『統計学者、鳥越規央先生と観るプロ野球・千葉ロッテマリーンズ観戦講座』が開催されました!

野球という身近な題材をテーマに統計学を学ぶ

 2016年8月10日、QVCマリンフィールドにてNPO法人 企業研究会 (ACE)の企画により『統計学者、鳥越規央先生と観るプロ野球・千葉ロッテマリーンズ観戦講座』が開催されました。ACEは千葉大学教育学部・静岡大学教育学部・兵庫県立大学の3大学を基盤として、NPOの強みを活かしながら新しい授業実践開発を行っています。本イベントは「プロ野球」という身近な題材で、統計学の活用を体験するためのフィールドワークとして開催されました。

○NPO法人 企業教育研究会(ACE)
https://ace-npo.org/

ACEは大学の教育学部などを基盤として設立されたNPO法人です。企業とのコラボレーションも活発に行なっています。

講師を務めた鳥越先生はデータを活用して、プロ野球分析を行う達人!

 講師を務めた鳥越規央先生(以下、鳥越先生)は統計学者としての公演活動はもちろん、一般社会法人セイバーメトリクス協会の会長を務め正に「データを活用して、プロ野球分析を行う達人」という言葉がよく似合います。『勝てる野球の統計学-セイバーメトリクス』(岩波化学ライブラリー)、『スポーツを10倍楽しむ統計学』(DOJIN選書)などの様々な著書の執筆実績を持ちます。

セイバーメトリクスとは統計学の観点からプロ野球のデータ分析を行い勝利に結びつける手法!

 セイバーメトリクスと呼ばれる統計学の観点からプロ野球のデータ分析を行い勝利に結びつける手法を、本イベントでは主題として取り上げられました。活用次第では、埋もれてしまっている選手が再評価することができ、活躍の場を得ることができます。実際にアメリカではオークランド・アスレチックスが、それまでの球界では見落とされていた出塁率に着目することで、埋もれてしまっていた選手を再発掘して「安くて強いチーム」を作り上げました。国内では日本ハムファイターズ、福岡ソフトバンクホークス、東北楽天ゴールデンイーグルスがチーム作りに活用しています。

○本媒体でも鳥越先生にセイバーメトリクスについてインタビューさせていただいています。
https://baseball-365.com/articles/24

○ 一般社団法人 日本セイバーメトリクス協会
http://www.j-sma.org/

代表的なセイバーメトリクスの指標

・OPS(On-base Plus Slugging)
打者の攻撃力を測る指標。出塁率と長打率を足し算するだけで、導き出すことができます。

1.0以上:超一流の打者
0.8~1.0:主軸級の打者
0.6~0.8:スタメン級の打者
~0.6:控えレベルの打者

※出塁率=(安打+四球+死球)÷(打数+四球+死球+犠飛)
※長打率=塁打÷打数


・IsoP(Isolater Porer)
二塁打以上の長打力を測る指標。打者の純粋な長打力を知ることができます。

.300前後:球界を代表する打者
.200前後:リーグを代表する打者
.100前後:平均的な打者

※IsoP=長打率−打率、もしくは(二塁打+三塁打×2+本塁打×3)÷打数

・K/BB(SO/BB) (Strikeout to Walk ratio)
四球を1つ出すまでに、三振をいくつ奪えるかを数値化した指標。この数値が優れている選手はコントロールが良く、三振を多く奪える選手を意味します。

4.00前後:球界を代表する投手
3.00前後:リーグを代表する投手
2.00前後:平均的なクラス

※K/BB=奪三振数÷与四球数

・WHIP(Walks plus Hit Inning Pitched)
1イニングあたりに出塁させてしまう走者を数値化した指標。この数値が優れている投手は走者をあまり出さないので、安定感のある投手であることを意味しています。

1.00未満:球界を代表する投手
1.20未満:球団内でのエース級投手
1.40以上:安定度に欠ける投手

※WHIP=(被安打数+与四球)÷投球回数

絶対直球女子!がイベントを彩った

 本イベントに招かれたゲストも非常に華やか!野球をテーマにしたアイドルグループ・絶対直球女子!プレイボールズ(以下 プレイボールズ)の皆様がアシスタントとして参加されました。「WBC2017侍ジャパン公式サポーター」を目指すという大きな目標を持つプレイボールズの皆様は本媒体でもインタビューさせていただきましたので既に、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

○絶対直球女子!が選ぶ2016年度注目プロ野球選手
https://baseball-365.com/articles/12

○絶対直球女子!が監督目線で野球を語る!
https://baseball-365.com/articles/15

○絶対直球女子!プレイボールズHP
http://www.playballs.jp/

子供たちは夏休み!

試合前、マスコット達がQVCマリンフィールドを盛り上げていました

プレイボールズの皆さんも試合前にステージを行い、QVCマリンフィールドを盛り上げました!

何と!デスパイネ選手の応援歌も熱唱してくれました!

ステージ終了後には無料グータッチ会の開催も!

試合開始前にデータに基づいた見どころを解説!

事前解説を聞くため、会議室に移動する参加者の皆様

試合開始前にデータ分析!

 試合開始前に鳥越先生がデータ分析を行いながら、本日の試合の見所を解説してくれました!セイバーメトリクスの指標を用いながら、これまでの両軍の試合結果の簡単な分析も教えてくれました。 

鳥越先生の理想スタメンも発表!

 鳥越先生は当日の両軍の「先発投手との個別対戦成績」、「直近5試合の打率」、そして「2016シーズン通算の成績」を根拠に理想スタメンを組みました。鳥越先生の読みは見事に冴えて上位打線に置いた選手はデスパイネ選手のホームラン、今江(敏晃)選手のマルチ安打をはじめとした大活躍を見せてくれました。

当日、配られた資料。直近の5試合の打率と、当日の投手との対戦成績がまとめられていて直感的に試合内容が予測できた。

実は筆者も本イベントに備えて、自分の理想スタメンを考えていました(笑)

ユーモアを交えながら分かりやすく自身の根拠を話す鳥越先生。

元ソフトボール選手の経験則が冴え、データ分析に深みを与える

背番号22番の石田千紘さんは過去にソフトボールをプレイしていました。関西ソフトボールリーグで盗塁王を獲得した素晴らしい過去を持っています!

 プレイボールズのメンバーの1人である石田千紘さんは、過去にはソフトボールの選手だったので「経験則」の観点から有意義な意見を参加者に届けてくれました。「ファールが続いているときは、投手とのタイミングが当ってきている」「打者一巡するまで先発投手は不安定」「キャッチャーフライとホームランは紙一重」など、経験者だからこその意見ですね。実際に競技を行っていた人間からの生の声は、データの観点からプロ野球観戦を行うための理解を深めるために有効でした。

調子が下がり目の時は、相手との対戦成績が気になった

石田:調子が良い時はあまり投手との相性を気にしたことはありませんでした。上がり目の時は、苦手としている投手でも簡単に打てましたからね。


 逆に調子が悪い時は、相性の良い投手と当たると「ラッキー!」と思いました(笑)。良い結果を残すことができれば、自分の復調へのきっかけとすることができますからね。


鳥越:本日、石田さんが注目されているポイントを教えて下さい。


石田:どちらのチームが先制点を獲得するか注目しています。打者一巡するまで先発投手は不安定ですからね。


鳥越:実際、1回・2回の失点確率は高いですよ。数字にも裏付けされています。


石田:数字が伴うと「自分の経験は間違ってなかった…!」って安心できます(笑)。

投手の制球が不安定な際、バントは有効だとは限らない

鳥越: 2回の裏ですが、細谷選手が一塁ランナーを進塁させるためにバントを仕掛けようとしています。石田さんは有効な作戦に思いますか?


石田:少なくともこの回、この打席では有効な作戦だとは思いません。制球が乱れている投手にバンドはあまり得策だとは思えませんし、釜田投手はまだ打者一巡していないので制球が安定していません。どこに球が飛んで来るか分からない状況で、確実にバントするのは難しいです。私ならヒッティングを選びます。


鳥越:それは何故でしょうか?


石田:ヒッティングでしたらミスショットをしてしまっても、進塁させることができる可能性が残ります。


 他にもヒットにすることができた際、エンドランも組み合わせていたら三塁まで進塁させることができる可能性があるので、得点可能性が高まります。あくまで私の経験ですが、この場面はヒッティングを選択したほうが有利だと感じています。


鳥越:あっ、失敗を重ね続けて2ストライクまで追い込まれましたね。ここからヒッティングに切り替えるようです。


石田:ここでヒッティングに切り替えても、2ストライクというカウント状況で打者不利なので得策には感じません…。


鳥越:おっしゃるとおりです。2ストライクと追い込まれてからの打率は、どの打者も下がるので出塁できる確率は下がるでしょうね。


石田:あっ、空振り三振。もったいない打席でしたね…!


鳥越:実際、セイバーメトリクスではバントはあまり有効ではない作戦とされています。所謂、機械的な「送りバント」は得点期待値を下げるだけだとデータでも証明されました。石田さんの経験則と結論が似ていて、非常に興味深いですね。


 実際にプロ野球でも2015シーズン、東京ヤクルトスワローズが「バントをしない二番打者」を採用して結果を出しました。二番打者に川端(慎吾)選手を配置し、ヒッティングを多く選択した事で得点能力を高めました。

アシスタントを務めるプレイボールズの皆様。メンバーそれぞれの特色を活かしながらユニークな合いの手を鳥越先生に入れた。参加者は皆、イヤフォンを装着して鳥越先生の解説を聞いた。

野球場はそれぞれ、個性を持っている

 野球場はそれぞれ「パークファクター」と呼ばれる個性を持っています。鳥越先生は実例を混ぜながら、QVCの特徴を解説してくれました。

鳥越: QVCマリンフィールドは浜風がボールに不規則な変化を与えますので、投手に有利に働くケースが多いです。今日も浜風が強いですね。


 好例が1995年4月にオリックス・ブルーウェーブに所属していた野田(浩二)投手が19奪三振を達成した時です。浜風の影響を受けて投げる球が不規則な変化を起こしました。特に決め球のフォークは、ナックルの様に落ちて奪三振ショーを繰り広げました。野田選手が繰り広げた歴史的な奪三振ショーですが本人の実力はもちろん、QVCマリンフィールドのパークファクターの影響も大きかったでしょうね。

QVCマリンフィールドは浜風の関係で、バルーンも流されやすい。

上空を舞う花火はさらに浜風の影響を受けやすい。これもパークファクターか?

風に流されてしまう花火を必死に追いかけるプレイボールズのメンバー。身を持ってQVCマリンフィールドのパークファクターの1つである浜風を理解しました。

花火を頑張って追いかける中本羽鞠さん。パークファクターの浜風の影響でツインテールがふわっ!と浮く(笑)。

参加者の知的好奇心を刺激する

 参加者の皆様が質問を鳥越先生にぶつけて、プロ野球観戦の楽しみを増やしていました。

参加者の皆様が記入された質問項目を回収する越智美咲さん。デスパイネ選手のホームランよりも眩しい笑顔をくれました(笑)。

【質問】現在、データ分析を積極的に行っているプロ野球選手は存在しますか?

鳥越:福岡ソフトバンクホークスの松田選手がデータを熱心に見る選手です。好例が2014年に優勝を決定した試合で、データをじっくり観てから打席に挑み、結果的に試合を決める二塁打を放ちました。

【質問】攻撃を測る指標でもOPS、NOIと複数存在しますが使い分け方を教えて下さい。

鳥越:良い質問ですね。これは「出塁率を重視したい…」「長打率を重視したい…」など、用途に応じて使い分けると良いでしょう。実際に日本ハムファイターズでは「何を評価したいか?」によって適時、優先する指標を変更しています。


 具体例をだすならば、パークファクターを考慮すると指標の優先順位をつけやすいです。例えば東京ドーム、神宮球場、ヤフオクドーム、横浜スタジアムのようなホームランが出やすい球場では長打率の評価ウエイトが大きいと言われているOPSを活用すると良いでしょうね。

【質問】「PITCHf/x」が浸透したら、プロ野球はどのように変化すると思いますか?

鳥越:まず「PITCHf/x」を説明させてもらうと、これは球場に設置されたカメラが球筋をトラッキング(自動追尾)するシステムです。即座に「投球がどのような軌道でコースに決まったか」「打球がどのような軌道を描いたか」を視覚的に把握することが可能です。球の変化量なども正確に把握できるので、これまで「キレがあるストレート」などと表現されていたものが「リーグの平均的な投手よりも○○回転多い」など具体的に評価・分析が可能となります。QVCマリンフィールドには残念ながらまだ設置されていませんが…。


 本題の「PITCHf/x」が全球団に浸透した場合に予想される未来ですが、データをしっかりと咀嚼できる人物が監督の座につくケースが増えると考えています。「キレ」ですとか「ノビ」ですとか、これまで経験則でしか把握できなかったものが数字で具体的に理解できるようになるわけですからね。「競技経験は無いけど、誰よりもデータを解析できる」と言った監督が誕生するかもしれませんね。

【質問】審判の正確性を評価することをできないでしょうか?

鳥越:先述の「PITCHf/x」を活用すれば、正確なストライクゾーンを把握することが可能です。実際、審判は3ボールになると、急にストライクゾーンが広くなったり。逆に2ストライクになると、急にストライクゾーンが狭くなります。この現象は実際、メジャーリーグでも研究成果として発表されています。


 ただ、私はストライクゾーンが変わってしまうのも含めて、プロ野球だと考えています。皆様は、ストライクゾーンは四角いものだという認識が大半だと思います。しかしながら、人間が感知しているストライクゾーンって丸いのですよ。機械が正確に審判を行うようになると投手側も、打者側も違和感を強く覚えることになると思いますよ。

共通して挙げられた声は「プロ野球観戦の引き出しが増えた!」

 本イベント終了後、参加者の皆様に感想を尋ねてみたところ「プロ野球観戦の引き出しが増えた」という意見が複数寄せられたのが印象的でした!

東京都U様 「記録より記憶に残る選手」の意味を理解する

──本日はイベントに参加されてみていかがでしたか?




 データからプロ野球を観戦する面白さを改めて実感しました…!事前解説で、角中選手が楽天戦で相性が良いのは分かっていましたが実際に二塁打を放って本当に面白かったです!


──角中選手の二塁打、本当に凄かったですね!元々、セイバーメトリクスには興味がありましたか?




 はい。Twitterでフォローしている方がプロ野球をデータで楽しむ旨について呟いているのを見て、セイバーメトリクスに興味を持ちました。その後、勉強を重ねていく中で鳥越先生の存在を知りました。


──セイバーメトリクスを知って、プロ野球観は変わりましたか?




 大きく変わりました…!名前は伏せさせていただきますが「記録より記憶に残る選手」という言葉の意味を、心から理解できました。偉大だと言われていた打者は実はセイバーメトリクスの指標で見ればそこまで活躍できていなかったり…


──最後に参加してみた感想をお願いします。




 プロ野球観戦の引き出しがさらに増したように感じています。また、このような実際のプロ野球を見ながら、セイバーメトリクスに関する解説が聞けるイベントがあれば参加したいです。

千葉県S様 データと経験則の駆け引きに感銘を受ける

──お疲れ様です。本日はイベントを楽しむことができましたか?




 凄く、楽しむことができました!私は普段、応援を楽しむことが多いんですよ。それこそ外野スタンドで応援歌を熱唱していたりとか(笑)。普段とは異なるアプローチでのプロ野球観戦でしたので、良い勉強になりました。

──セイバーメトリクスはイベント参加前からご存知でしたか?




 「名前だけは…」という感じでした。ただ参加してみてプロ野球って統計学と凄く、相性が良いスポーツだということが分かりました。


──本日の解説で印象的だったものがあれば教えて下さい。




 「バントをあまり活用しない方が良い」というお話は衝撃を受けました。冷静に考えればプロ野球ってアウトカウントが27に至るまでに、点数を相手より獲得しなきゃ行けないスポーツですものね。対戦相手にアウトカウントを1つ献上してしまうバンドは、必ずしも正解では無いことを学べました。


 でも千葉ロッテマリーンズはバントを積極的に行ってきて、ギャップが凄く面白かったです。セイバーメトリクス上では非効率なのに、勝つ時はガツンと勝つ。一方では東北楽天ゴールデンイーグルスはセイバーメトリクスを駆使するチームだと聞いていたので、データと経験則の駆け引きが面白かったです。本当に、プロ野球観戦の引き出しが増えたように感じる一日でした。

神奈川県K様 指標の持つ意味への理解を深める

──本日はイベントへのご参加、お疲れ様でした。元々、セイバーメトリクスに興味があったのですか?




 はい、その通りです。ブラッド・ピッドが主演で映画化された「マネーボール」の原書を10年くらい前に読んで、興味を持ちはじめました。


──ではセイバーメトリクス歴は長いのですね!本イベントに参加してみた感想を教えて下さい。




 知って入るだけで、指数を出す計算式とか全然、わからなかったですよ(笑)。


 今日は実際の試合を見ながら、解説を聞くことができたのでセイバーメトリクスへの興味がますます増えました。出塁率の重要性や、長打率の重要性などは「マネーボール」の原書を読んで知っていましたが、実際に球場という現場で見ると理解が深まりました。今日はデスパイネ選手が試合の流れを掴むホームランを打つのを観て、「あぁ…長打ってやっぱ試合の流れを掴むために重要だな…」と心から実感することができました。プロ野球観戦の引き出しが広くなったように感じています。

統計の観点から、野球観戦の楽しみを増やすことに貢献する

 最後に、鳥越先生に本イベントを共催された意義を訪ねました。

──本日は解説、お疲れ様でした。本イベントで解説されてみた感想を教えて下さい。




鳥越:参加された皆様のプロ野球観戦の楽しみを増やすことができれば幸いです。皆様、大好きな選手っていらっしゃいますよね?数字で見ることで皆様の敬愛する選手の魅力をさらに理解することができます。


──確かに…「あぁ…この選手、打たれてしまって…」と思っても、数字でみるとしっかりと働いている時ってありますよね。




鳥越:その通りです。数字から見ることで選手を正しく評価できるので誤解しないで済みます。勘違いで大好きだった選手の事が、大嫌いになってしまったらとても悲しいことですしね…。他にも皆様の自分なりの戦術の発見の手助けになれば幸いです。


──鳥越先生は球場でデータを見るときは、今日のようにしっかりと準備されていくのですか?




鳥越:全然(笑)。その場でパソコンを開いて気になる項目だけ確認しています。もしも皆様が球場でデータを活用しながら観戦するのならば、好きな選手だけを事前に調べていくだけで十分に楽しむことができます。


──得意コースを把握していくだけでも「あっ、長打が来る…!」って予測できますものね。鳥越先生の今後の展望を教えて下さい




鳥越:簡単かつ、説得力がある指標を開発できたらと考えています。例えばOPSは出塁率と長打率を足し算するだけの簡単なものですが、広く普及していますよね。そのようなものを作ることができればと思います。


また、現在、「球場別打率」ですとか様々なデータが公表されていますよね。これらを皆様にも簡単に活用できる方法を提案できれば幸いです。

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