プロ野球選手を支えるスポーツトレーナー

プロ野球選手を支えるスポーツトレーナー

スポーツトレーナーとはプロ野球選手を初めとしたスポーツ選手が最大限の力を発揮できるように、身体の状態を管理する大切な存在です。チームのコーチやドクターと連携しながら適切なアドバイス、指導で選手の状態を上げるサポートをします。


(1)プロスポーツ選手と共に闘うスポーツトレーナー

 スポーツトレーナーとはプロ野球選手を初めとしたスポーツ選手が最大限の力を発揮できるように、身体の状態を管理する大切な存在です。チームのコーチやドクターと連携しながら適切なアドバイス、指導で選手の状態を上げるサポートをします。スポーツニュースなどで「トレーナー」と聞くと医療に携わるイメージを持たれるかと思いますが、必ずしも治療の専門家というわけではないのでご注意ください。

(2)野球界を支えるスポーツトレーナーの種類とは?

 野球界においてのスポーツトレーナーの種類は主に3つに分けられます。それぞれが連携しながら運動に関わるあらゆる傷害に関してのリスク管理、パフォーマンス向上、トレーニングメニューの考案など質の高いサポートを行います。

(2-1)トレーニングをサポートするコンディショニングコーチ

 1つ目はコンディショニングコーチ(フィジカルコーチ)です。プロ野球選手の体幹強化、パフォーマンスの向上をサポートするために、トレーニングプログラムを提案して指導します。正しいトレーニング、栄養学の知識などが求められます。

(2-2)応急処置、リハビリをサポートするアスレティックトレーナー

 2つ目はアスレティックトレーナーです。スポーツ障害、外傷の予防、応急処置、リハビリテーションを行うメディカル面に特化しているトレーナーで「認定アスレチック・トレーナー(JATAC-ATC)」「日本体育協会公認アスレティックトレーナー(JASA-AT)」といった民間資格が存在します。有資格者は日本代表チームなど帯同する際に高く評価されます。

(2-3) 1対1で選手をサポートするパーソナルトレーナー

  3つ目はパーソナルトレーナーです。1対1でコンディショニング管理、トレーニングをサポート、メンタルケアなど仕事は多岐に渡るので信頼関係が大事になります。シーズン中の体のケアや、食事のアドバイスは勿論、リハビリのサポートなど、選手のニーズに合わせたサポートが主な仕事になります。

(3)スポーツトレーナーになるためには、医療系国家資格を取得すると有利!

 実は、スポーツトレーナーになるというだけであれば、特別に必要な資格はありません。しかしながら医療系の国家資格(鍼灸師、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、理学療法士など)の資格を保有していると自身が担当することができる業務が増えます。実際、プロスポーツチーム所属トレーナーの大半は国家資格を所持しています。これからスポーツトレーナーを目指す上で有利に働くでしょう。

(4)中々、募集されていないスポーツトレーナーの求人

 やはり、スポーツトレーナーを志している多くの人が目指すのはプロスポーツチームや、プロスポーツ選手の元で仕事をすることではないでしょうか。そういった所が出している求人はほとんどが非公開求人です。入団するにも紹介などがほとんどなので、チャンスがやってくるまでに、しっかりと準備できるように技能を高めておく必要があります。まずは、母校の部活などで地道にトレーナー経験を積んでいくことが夢を叶える近道になるでしょう。

(5)気になるスポーツトレーナーの年収、給料

 スポーツトレーナーの年収は約300万円〜800万と言われています。スポーツトレーナーは経験を積むことで、技能が高まり、仕事が充実していくので、給料も年数とともにアップしていきます。トレーニング理論に精通している人や、スポーツ傷害に対する対応力がある人はさらに良い条件の契約オファーを貰うことになっていくでしょう。

(6)スポーツトレーナーには、もちろん女性でもなれる!

 スポーツトレーナーには、もちろん女性でもなることができます。日本では、女性トレーナーの話は聞くことはほとんどないですが、MLBのロサンゼルス・ドジャースでは、スー・ファルソンさんという方が、2012~2013年まで、アメリカのプロスポーツリーグで初めての女性ヘッドアスレティックトレーナーとして活躍しました。こういうことから、スポーツトレーナーを志す女性が増えていけば良いですね。

(7)スポーツトレーナーはスポーツ界以外でも活躍できる!

 スポーツトレーナーには、スポーツ以外でも活躍の場が存在します。有名所だと棋士や、音楽バンド、オーケストラと契約を結んでいるスポーツトレーナーもいます。棋士には、対局で疲れない体作りの支援、音楽バンド、オーケストラには、過密な公演を耐え切るために体のケアや、体調管理の指導を行いサポートするなど、様々な仕事があります。このように、プロチームなどスポーツの現場だけでなく、スポーツトレーナーには活躍する場が沢山あるのです。

(8)スポーツトレーナーがいてこそのプロスポーツ

 プロ野球界問わず、プロスポーツ界にはスポーツトレーナーが必要不可欠です。私たちが、レベルの高い試合を見ることができるのは、スポーツトレーナーの方々が、選手たちを最高のパフォーマンスを発揮できるようにしてくれるからです。スポーツトレーナーの方々に感謝しつつ、これからもプロ野球観戦を楽しみましょう!

【記事執筆】
高野昭喜

【企画立案・原稿編集】
小林英隆

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